漁港で使用される製氷機による供給システムは、漁師の方に氷を販売するために漁港関係者が立ち会う(販売を行う)必要がありました。人員確保の問題も有り、販売のセルフ サービスによる簡素化ができないかとお悩みでした。

当社のHPをご覧いただき、ご相談いただきました。当初はコインやプリペイドカードによるセルフサービス化を希望されていましたが、コストの兼ね合いや、都度販売カードの販売またはチャージが必要になることがネックとなっていました。そこで、当社からICカードを使った決済と、管理ソフトによる売上管理の手法を提案し、ご採用いただきました。実際の設計開発に関しては、シャーベットアイスの供給を行う装置自体が屋外の沿岸部に設置されているため、課金装置の外装も塩害、防塵を考慮した工夫をいたしました。管理者側の負担もなるべく減らすため、請求書の発行・集計などを行うPC管理ソフトの 操作もできる限り簡略化して開発をいたしました。

これまでシャーベットアイスの販売のために必要だった人員確保の手間を大幅に削減することに成功し、現在も継続して使用頂いております。 また、漁港ごとの使い勝手に合わせ、氷量の記録単位を変更するなどの仕様変更も行い、省力化に貢献しています。